今回は「The Elder ScrollsⅤ:Skyrim(以下、スカイリム)」を始めるうえで、知っておくとより冒険が楽しめるスカイリムの知識についてまとめてみました。
この記事は、以下の方を対象に書きました。
- そもそもスカイリムってなに?
- ストームクローク?なにそれ?
- タロス崇拝とか、白金協定ってなに?
- NPCの話している内容がさっぱりわからない!
このように、スカイリムをプレイされてまだ間もない方に向けた記事になっています!
スカイリムというゲームを初めてプレイした時に、おそらくあなたはNPC達がゲーム特有の「固有名詞」を使ってバンバン会話するため、
(・ω・`)「今、スカイリムの内情ってどうなってるの?いまいち理解できないよ〜」
と混乱してしまうだろうと思います。
かく言う私も初めはそうでした。
この世界の歴史とか文化とか前提知識が全くない状態でゲームが始まってしまう点が、このゲームの賛否が分かれる要因の一つとなってしまっています。
まさに浦島太郎状態、洋ゲー特有の不親切設計と言えば、それまでですが・・・
ある程度ゲームを進めていくうちに、この世界の歴史や内状については理解していけるのですが、初めから訳の分からない会話ばかりされるとそれだけで一気にやる気が落ちてしまいますよね・・・。
なので、これから初めてスカイリムをプレイされる方が少しでも物語に自然と入っていけるように、事前に知っておくと良いかも知れない用語や歴史についてまとめてみました!
スカイリムは本当にオススメできる良いゲームですので、一度プレイを断念された方、興味はあるけど未プレイの方を対象にわかりやすくお伝えしたいと思います!
ですが!今回ご紹介する用語は、必ずしも全て覚える必要はありません!!
あくまでも予備知識程度に抑えてもらえたら良いかと思います。
なぜなら用語を理解するより、実際にスカイリムで冒険することの方が圧倒的に楽しいからですね!
それでは、行ってみよー!
舞台設定について
ここでは冒険の舞台となる「スカイリム」について解説します。
スカイリムとは?
スカイリムの冒険の舞台は文字通り「スカイリム」と言う北方の大地です。
つまり、地名の名前ですね。
スカイリムは「タムリエル」と言う大陸の北に位置する極寒の大地です。
現実世界で例えるならユーラシア大陸に位置するロシアといったところでしょうか。
(ちなみに前作「オブリビオン」の舞台はスカイリムから南に位置する「シロディール」という地域です)
この大地はノルド人の故郷であり、彼らは昔から寒さに耐性があります。
ツンドラと山岳地帯が広がる寒さ厳しい気候ですが、経済力があり過去には大陸の殆どを支配していたこともあります。
スカイリムの主要都市
スカイリムには以下の主要都市が存在します。
冒険が始まって、まず最初に訪れることになる都市はスカイリムのほぼ中心に位置する「ホワイトラン」でしょう。
- ソリチュード
- ドーンスター
- ウィンターホールド
- モーサル
- マルカルス
- ホワイトラン
- ウィンドヘルム
- ファルクリース
- リフテン
まずはホワイトラン前にいる馬車屋に頼めば、安値であなたを運んでくれるでしょう。
一度都市を発見すれば、それ以降は「ファストトラベル(瞬間移動機能)」を使うことで、無料で移動できます。
また、以下の都市には「ギルド」という、その道に精通した人々が集まるグループが存在し、あなたは入団を申請する或いは自動的に発生するクエストを進めることで、そのギルドに入団することができます。
ホワイトラン
同胞団の本拠地「ジョルバスクル」がある。所謂、戦士ギルド。
リフテン
盗賊ギルドの本拠地「ラットウェイ」がある。リフテンの市場に行くと「ブリニョルフル」からクエストが自動的に発生する。
ウィンターホールド
魔術師ギルドの本拠地「ウィンターホールド大学」がある。学生になるためには、魔法の知識が必要である。
この他にも、各地の都市で発生する独自のクエストが多数存在します。
スカイリムの権力者
スカイリムは、9つの地域に分かれており、それぞれが首長により統治されています。
また、それらの首長をおよびスカイリム全土を束ねるのが「上級王」と呼ばれる存在です。
上級王は「ムート」と呼ばれる会議で決定されます。
ゲーム開始直後、現上級王の「トリグ」は既にストームクローク軍のリーダー「ウルフリック・ストームクローク」によって殺害されています。
スカイリムの内状とゲームの開始前まで
ゲーム開始直後のスカイリムは、先ほど出てきた「ストームクローク軍」と「帝国軍」の2大勢力による戦争が起きています。
ではなぜ、戦争状態にあるのか?
それは、ゲームが開始する少し前、タムリエルでは「帝国軍」とアルドメリ自治領を治める「サルモール」との間で戦争が起きていました。
帝国軍はもともとタムリエル全土を治めるほど強力な軍隊でしたが、前作オブリビオンの結末の後、最後の皇帝が死にその座は空席となります。
次第にそれまでの勢力が衰えてきた帝国軍は、属州解放のために反旗を翻した「サルモール」軍勢に隙を突かれてしまいました。
戦争は結局、停戦という形で幕を閉じましたが、帝国軍はこの戦争により瀕死状態に陥りました。
サルモールは停戦の条件として「白金協定」を締結するよう帝国軍に求めます。
これ以上の戦闘は帝国の壊滅に繋がると考えた帝国軍側は、これをしぶしぶ承諾。
しかしその結果、スカイリムの民の怒りを買うことになってしまいます。
「白金協定」には、スカイリムの民が崇めている神「タロス」を崇拝することを禁止する条例が書かれていたのです。(タロス崇拝禁止)
タロスはもともと人間でありながら偉大な功績により、死後神格化された唯一の人物です。
そして、彼はスカイリムの出身でした。
故郷の英雄の誇りを踏みにじられたスカイリムの民の怒りは「サルモール」ではなく、協定を結んだ「帝国軍」に向けられました。
そして遂にウィンドヘルムの首長である「ウルフリック・ストームクローク」によって、反乱軍が立ち上がったのです。
帝国軍はストームクローク軍の反乱を収めるため、首謀者であるウルフリックを追っています。
そして、物語の始まり。
ダークウォーター・クロッシングという場所に向かう途中で、帝国軍の罠にはまったウルフリックは、その近くにいた何の罪もないあなたも一緒に馬車に乗せ、ヘルゲンへ輸送されるのでした。
戦況について
ゲーム開始時は既に帝国軍とストームクローク軍の戦争は始まっており、スカイリムの都市はそれぞれ「帝国派」「ストームクローク派」に別れています。
帝国軍派
- ソリチュード
- モーサル
- マルカルス
- ファルクリース
ストームクローク派
- ドーンスター
- ウィンターホールド
- ウィンドヘルム
- リフテン
中立
- ホワイトラン
唯一、そのどちらにも属していないのがスカイリムの中央に位置するホワイトラン。
両勢力はホワイトランを手にするべく、最後の戦いを行おうとしています。
スカイリムを取り巻く勢力
ここでは、ゲーム開始時にスカイリムを取り巻いている勢力について記載します。
帝国軍
前作オブリビオンのマーティン・セプティムの死後、現在はタイタス・ミード2世が皇帝となりタムリエルを支配している国家です。
帝都は前作オブリビオンの舞台であるシロディールにあります。
スカイリムでは首都ソリチュードのドール城に拠点があります。
現在、スカイリムで帝国軍の指揮を担っているのはテュリウス将軍。
彼は物語冒頭に、主人公の処刑に立ち会っています。
反乱軍「ストームクローク」
ウィンドヘルムの首長ウルフリック・ストームクロークによって結成された反乱軍です。
彼らはタロス崇拝禁止を認めた帝国軍に対し、反旗を翻しノルドの信仰の自由と帝国軍からの領地解放を目指し戦っています。
サルモール
主にハイエルフによって構成されている、サマーセット島の統治組織です。
他にもエルスウェーア、ヴァレンウッドと同盟を結んでいます。
彼らはエルフ至上主義を謳っており、タムリエルの真の支配者はエルフであると考えています。
スカイリムではサルモール大使であるエレンウェンを中心に、タロス崇拝禁止の徹底・監視、タロス崇拝者の拉致・拷問などを行っており、時には非道な手を使うことも厭いません。
ドラゴン
世界創生の時代から存在し、太古には「声」で人間たちを支配していました。
そのころの人間たちは「声」を持たず、ドラゴンに抵抗する術を持っていなかったのです。
しかし、「パーサーナックス」と「カイネ」により「声」を授けられた人間たちは、遂にドラゴンたちを世界から追放します。
ドラゴンが世界からいなくなってから随分と経った現代、主人公がヘルゲンで処刑されるその瞬間、謎の黒いドラゴンが現れヘルゲンを襲いました。
その出来事以降、スカイリムの各地でドラゴンが現れる現象が起きています。
主人公について
ここでは、主人公の設定や備わっている力について記述します。
ドラゴンボーン
本作の主人公は、「ドラゴンボーン」と呼ばれる倒したドラゴンの力を己のモノにする特別な力を持った人物として描かれています。
ドラゴンボーンは過去にも存在しており、スカイリムの英雄「タロス」もドラゴンボーンであったとされています。
シャウト
ドラゴンが昔、人間たちを支配するために使っていた叫び(シャウト)です。
普通の人間がシャウト習得するためには、何年もの修行が必要となります。
しかし、ドラゴンボーンであれば壁に刻まれた力の言葉を見る、或いはシャウトを直接聞くことによって、習得することができます。
スカイリムの各地にはシャウトを習得することができる「力の言葉」という壁がいくつも存在しています。
まとめ
今回はスカイリムを始めるうえで知っておいたほうが良い前提知識や用語について、解説してみました。
今回ご紹介した内容は、広大なスカイリムの世界において、ほんの一部分の知識にすぎません。
スカイリムはTES(The Eldser Scrolls)シリーズの5作目にあたり、その歴史は古く、TESシリーズ自体のバックボーンもかなり作り込まれています。
なので、その全てを理解するには相当な時間を要すると思います。(私もいまだに理解できていない部分が多いです)
ネットで調べればTESシリーズの歴史をまとめた記事が他にもたくさんありますので、興味がある方はぜひご自身で調べてみてください!
それでは、今回はここまで!
ではでは〜♪( ´▽`)
出典①:TES世界の基礎知識
出典②:Xbox360/PlayStation3「The Elder Scrolls V:SKYRIM」日本語版wiki
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