ゲーム

The Elder Scrolls: Arenaゲーム紹介

こんにちは!スカイリム大好きのウマロです。

今回は、記念すべきTESシリーズ1作目である「The Elder Scrolls: Arena(アリーナ)」についてご紹介したいと思います!

ナンバリングタイトルでは最新作の「スカイリム」は発売から8年以上経ちますが、今でも多くの人にプレイされています。

そのシリーズの記念すべき元祖であるArenaとは、いったいどのようなゲームなのでしょうか?

ゲーム概要

「The Elder Scrolls: Arena」 はBethesda Softworksが1994年にリリースしたTES シリーズ初のゲームです。

ArenaはTESシリーズで唯一タムリエル全土が舞台となっています。

舞台となるタムリエル全図

なんと既に1作目からタムリエルに存在するそれぞれの国の名称が決まっています!

こちらはスカイリムの地図です。

スカイリム地方の地図

ホワイトランソリチュードウィンターホールドなどスカイリムに登場する町や要塞の名前が既にあるのもすごいですよね!

なんとArenaは、スカイリム地方だけではなくタムリエル全土を冒険することができます!

ストーリー

第三紀389年、シロディール第三帝国の皇帝ユリエル・セプティム7世が王宮魔術師のジャガル・サルンによって別の次元に幽閉されました。

皇帝ユリエル・セプティム7世

その後、サルンは幻惑魔法を用いて皇帝に成りすまし、その後10年あまり帝国を支配します。

ジャガル・サルン

サルンの元部下で陰謀に加わらなかったために殺害されていたリア・シルメインは、サルンの陰謀を阻止するべく自身の霊を世界につなぎとめ、第三紀399年に帝国獄舎から主人公を助けだし、サルンの陰謀を阻止する使命を託します。

リア・シルメイン(実写)

サルンを止める唯一の方法は 彼の生命の鼓動を維持している「混沌の杖」を手に入れることです。

主人公は皇帝を救出するため、サルンによってタムリエル全土に散らばった8つの「混沌の杖」の欠片を集めることになります。



ゲームプレイ

先ほども書いたように、Arenaはプレイヤーがタムリエルのすべての地方を探検できる、シリーズ中唯一のゲームです。マップの広さは、後のシリーズの「Morrowind(モロウウィンドウ)」「Oblivion(オブリビオン)」よりも広大です。

ゲームは一人称視点のみでプレイ可能で、三人称視点にすることはできません。

シリーズ伝統の人からスリをしたり、夜のお店に不法侵入することもできます。

従来のシリーズと違う点は、Arena では夜になるとモンスターが街に出現するようになります!

夜の街は危険がいっぱい

当時は、昼と夜の概念があるゲームは珍しかったのです。

メインクエストは合計で17個のダンジョンをクリアし「混沌の杖」のかけらを集めることでゲーム自体はクリアできるのですが、Arenaにはその他にも100以上のダンジョンが存在しています。

簡単なお使いクエストからお宝探索まで、その内容は豊富でメインクエストを放置してタムリエルの日々を暮らすことができます!

町の人に話を聞くことで新たなサブクエストが発生するというシステムは、Arenaから完成されていました。

町の人との会話から必要な情報を手に入れるのもシリーズの伝統

ゲームの特徴

Arenaの特徴としては、主に以下の3点が上げられます。

広大なマップ

後のシリーズ同様にタムリエル大陸を舞台にしていますが、タムリエル全土を一挙に渡り歩ける作品は現段階では本作のみです。

Arenaに登場する町も広大だが、NPCから店の場所などの情報を得ると、マップに書き込みが増えていきます。情報収集すればするほど迷いにくくなっていくという面がシステムから強調されている。

町のMAP

町の規模もホワイトランなどとは比べものにならないほど大きいですね。

キャラクターメイク

Arenaのキャラクターメイク方法は2パターンあります。

  • 従来と同じ自分で一からキャラメイクする方法
  • 複数の質問に応えることで適正を選んでくれる方法

本作でプレイヤーが選べる種族はインペリアルとオークを除いた8種族。しかし、インペリアルもオークもゲーム内には登場しています。

種族の特徴も、Arenaではカジートは亜人ではなくほぼ人間の外見をしていたり、アルゴニアンは爬虫類の肌を持つと説明されていますが尻尾がありません。

男性か女性の選択も出来ます。

自由度とリアリティの高いシステム

戦闘は画面切り替えのないシームレスバトル。こちらは後のシリーズにも受け継がれています。

しかし、Arenaはパソコンのマウスを横にドラッグすれば横薙ぎ、縦なら縦斬り、下から上なら突きといった形で、現在のシリーズよりもアクション性がバツグンに高いんです!

魔物がいない場所ならどこでも休んでHPなどを回復できます。また、ダンジョン内でも場所によっては休むことができます。後のシリーズの「待機」機能に当たりますね。

また魔法の合成やスリ、宝箱、扉のピッキングなど後のシリーズの要素も既に確立されています。



ゲームの難点

Arenaは大変古いゲームですので、昔のゲーム特有のバランス調整不足や高難易度などゲームをプレイする上での難点もいくつか存在します。

ファストトラベルが必須

後のシリーズでは目的の場所へ素早く到着できる便利機能ですが、Arenaでは移動に必須となります。

本作では町の外は常にランダム生成され続ける仕組みになっており、道を直進し続けても次の町へ辿り着くことが永遠にありません。

また、下手に町の外をうろうろするとマップが自動生成されるため、二度と町に戻れなくなったりします!

しかもこのファストトラベルにも厳しい制限が有り、長距離を移動するときにレベルが足りないと死亡します。そのため、近くのダンジョンを攻略しながら徐々に行ける距離を伸ばしていくしかありません。

道中、危険な敵に襲われたと考えたら、それはそれでリアルですね笑

序盤の難易度が高い

Arenaはダンジョンに長い間滞在すると強敵が出現する仕組みになっているので、最初のチュートリアルダンジョンである「帝国の牢獄」を脱出することすら難しいです。

TESの生みの親の一人、ケン・ロルストン氏は牢獄脱出に20回はやり直したと言われています。

レトロゲームは難易度が高いものが多いので、今からプレイする人にはちょっと敷居が高いかもしれませんね。

日本語未対応

当然と言えば当然ですが、海外のゲームですのでテキストは全て英語です。また、現在のようにMODもないので日本語化は不可能です。

開発の裏話

Arena はもともとグラディエーター (古代ローマの剣闘士) 風の戦闘ゲームとして開発されていました。

映画「グラディエーター」より

初期の設定では、プレイヤーは世界の首都インペリアルシティのグランドチャンピオンになるまで グラディエーターのチームに加わって世界中のアリーナで他のチームと闘いながら旅をすることが目的でした。

その道中で様々サイドクエストが付け加えられました。

次第にこれらのサイドクエストが本編のトーナメントよりも重要になっていき、最終的にはトーナメントが不要になりました。

発売当時は、誤解されやすいパッケージにより、代理店が嫌悪を抱き、結果的に3000本だけしか初回配布できない事態を招きました。

Arenaのパッケージ画像

更には初期のArenaはバクだらけで、オリジナルのパッチを適用していないゲームのバージョンでは、クリア不可能なくらい非常にプレイ困難でした。

しかし、Arenaは辛辣なレビュー、雑多なバグ、プレイヤーのマシンに相当なスペックを要求するにもかかわらずカルトヒット作になっていきました。

2004年にはThe Elder Scrolls シリーズ10周年記念の一環としてゲームのダウンロード可能なバージョンを無料で利用できるようになりました。

しかし、Arena はDOSベースのプログラムなのでプレイするにはDOSBoxのようなエミュレータが必要です。

以下の記事にArenaを遊ぶ方法について記載されていました。

まとめ

今回はTESシリーズの原点である「Arena」についてご紹介しました。

20年以上も前に発売された作品でありながら、今のシリーズまで引き継がれているゲームシステムやマップがこの時にある程度完成されていることには驚かされました!

それにタムリエル全土を冒険できるなんて、凄いですよね!

それでは今回はここまで!

ではでは〜♪( ´▽`)

 

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