今回は2022年2月25日に発売されたゲームソフト『ELDENRING』(以下、エルデンリング)をクリアしたので、このゲームの良かったところと残念だったところをレビューしたいと思います!
はじめにさっくりとこのゲームをレビューすると、これまでのソウルシリーズを正統進化させ、それにオープンワールドという要素を追加したことにより、過去作をはるかに超えるとんでもないボリュームに仕上がっていました。
ちなみに私の初見プレイのクリア時間は90時間オーバーでした。
戦闘面・探索面においてもこれまで以上に達成感と満足感を与えてくれるものとなっており、一度遊べば時間を忘れる没入感を味わえる作品になっています!
しかし、オープンワールド特有の弊害もいくつか見受けられました。
と、総合的には非常に満足のいく内容だった本作の良かったところと残念だったところを先に書いておくとこんな感じです。
- とにかくボリュームがすごい
- 細部まで作り込まれた世界・ダンジョンがすごい
- オンラインプレイが簡単でやりやすい
- ダンジョンの探索難易度が高い
- NPCのいる場所が分かりづらい
- オープンワールドなので次の目的地が分からなくなるかも
これらを踏まえてレビューしていきます。
本作の購入を悩んでいる方の参考になれば幸いです!
エルデンリングに関するまとめ記事はこちらから!
「エルデンリング」ってどんなゲーム?
ダークソウルなどのソウルシリーズでお馴染みのフロム・ソフトウェアから発売された最新作「エルデンリング」。
黄金樹に祝福された”狭間の地”という広大な世界を舞台に、主人公である”褪せ人(あせびと)”が各地を冒険し「エルデの王」となるのがこのゲームの大きな目的となります。
”狭間の地”には大規模な城や堅牢な砦、薄暗い洞窟や坑道、はたまた地下遺跡といった様々なダンジョンが用意されており、その最奥には強力なボスがプレイヤーを待ち構えています。
システム面ではその多くを従来のソウルシリーズから継承していますが、新要素も多数追加されており、ソウルシリーズを始めてプレイする方はもちろん、シリーズ作品を遊び尽くしてきた熟練プレイヤーにも新鮮な気持ちで楽しめる作品です。
寄り道せずクリアまで突き進んだ場合のクリア時間が30時間と想定されており、それだけでも十分なのですが、エルデンリングの世界を隅から隅まで堪能するには余裕で100時間はかかるでしょう。
ゲーム序盤から広大な世界を自由に冒険することができ、どこから攻略を進めるのかは全てプレイヤー自身が好きなように決めることができるのが従来の作品と大きく異なるポイントの一つであり本作の魅力です。
「エルデンリング」の良かったところ
次に「エルデンリング」を実際にクリアまでプレイしてみて「ここが良かった!」というポイントを3つに絞ってご紹介します!
とにかくボリュームがすごい
(*´-`)「世界を歩き回っていたら次から次へと気になるダンジョンに出会って探索がやめられない!」
このゲームをプレイするたびに毎回思っていたことです。
オープンワールドゲーム特有の時間を忘れてプレイしてしまう現象に苛まれ、毎日寝不足になり日常生活に支障をきたすほどでした。(社会人の皆さんは特にお気をつけください)
今作は従来のソウルシリーズ以上にダンジョンやボスのボリュームが半端ないことになっており、それが全然水増し感がなく、一つ一つのダンジョンやボスがしっかり丁寧に作り込まれています。
これを全部堪能しようとすると相当の時間がかかることは容易に想像できるのですが、それでも「次はどこに冒険に行こう!?」とマップと睨めっこしながら次なる冒険に想いを馳せること請け合いです。
オープンワールドなので序盤からいきなり遠くまで冒険に行くことができますが、その分敵も強くなっており攻略は一筋縄ではいかないものになります。
序盤のメインダンジョンでさえ攻略が難航してしまう人も中にはいることでしょう。
しかし、今作はクリアまでの正確なルートが決まっているわけではなく、色々な場所に寄り道しながらレベルを上げたり、強い装備を手に入れたりして冒険を進めていくのがベターな進め方です。
(*´-`)「でも、そのちょっとした寄り道のつもりが思いがけない場所につながっていた」
みたいなことが平気で何度も起こるのが今作なので、これまでの作品以上にダンジョン探索のドキドキ感と達成感が堪能できます。
私は気づけばいつまで経ってもストーリーが進まないというオープンワールドゲーあるあるに何度もおちいっていました。
今作はこれまでのソウルシリーズ以上に時間を忘れてプレイできるゲームであることは間違い無いでしょう。
従来のソウルシリーズのコンセプトである「挑戦・発見・達成感」がこれでもかと詰まった満足のいくボリュームに仕上がっていました。
細部まで作り込まれた世界・ダンジョンがすごい
冒険の舞台となる”狭間の地”には大小様々なダンジョンが用意されています。
また、ダンジョン以外にも”狭間の地”には嵐が吹き荒れる丘や、広大な湖、溶岩吹き荒れる火山地帯や黄金色に輝く高原など景色がガラリと変わる世界がシームレスにつながっており、見える場所のほとんどを探索することができます。
私はPS4版でプレイしましたが、前作のSEKIROや前々作のダークソウル3と比べグラフィックがかなり進化しており、同じPS4で動いているとは思えないほど美しかったです。
一つ一つのダンジョンも細部まで作り込まれており、小さなダンジョンでも思わぬところにアイテムが配置されていることが多々あるので、じっくり探索するとなるとそれなりに時間がかかります。
さらにレガシーと呼ばれる大規模ダンジョンを攻略するには数時間以上かかり、ボスが強敵なら何日も足止めをくらうことがあるかもしれません。
今作は主人公が高くジャンプができるようになり、さらに霊馬とよばれる馬にも乗れるようになったので、従来の作品より可動域が増えたことにより探索の幅が広がっています。
(*´-`)「こんなところにアイテムなんてないだろ…。えっ?本当にアイテム落ちてたんだけど!?」
みたいな発見が多々あり、それがプレイヤーの探索意欲を掻き立てることに成功していると感じました。
一つとして手を抜いて作られたようなダンジョンがなく、細部まで作り込まれていることに驚きと感動を覚えました。
オンラインプレイが簡単でやりやすい
ソウルシリーズお馴染みのオンライン協力プレイは今作でも健在で、侵入要素ももちろん用意されています。
今作ではオンライン協力プレイで必要なアイテムがゲーム序盤で入手でき、簡単に他のプレイヤーと協力プレイができるようになっています。
しかも、従来のシリーズだとオンラインに繋げていると侵入(他プレイヤーが自分の世界に自動で参加してきて敵対するシステム)の脅威にさらされていましたが、今作では専用のアイテムを使わない限りその危険性がなくなりました。
なので攻略に専念したい時に邪魔される心配がなくなったので、これは結構いいなと思いました。
今作は広大なオープンワールドを冒険することになるので、探索を妨害されるのはストレスになりかねませんからね。
「エルデンリング」の残念だったところ
私自身、本作は大変満足のいく作品だったのですが「強いてあげるならここが残念だった」というポイントを3つご紹介します。
ダンジョンの探索難易度が高い
今作は戦闘面よりも探索面の難易度の方が高いなと個人的には感じました。
今作は主人公が高くジャンプできるようになり、ちょっとした段差だけでなく崩れた橋から橋までジャンプできたり、これまでの作品よりも行ける場所が多くなっています。
また霊馬に乗ることでさらに2段ジャンプすることができ、それを使わないといけない場所も存在します。
今作はこれらの要素を使う前提でダンジョンが作られており、ゲーム序盤の慣れないうちは序盤のダンジョンでかなり探索漏れを起こすことが多いです。
普通にダンジョン攻略するだけなら迷うことは少ないですが、気づきにくいところにレアアイテムが配置されていることが結構ありました。
さらにシリーズお馴染みの幻影の壁や、見えない足場など初見じゃ気付くのが難しい仕掛けも至る所に用意されています。
さらにさらにマップに配置されている洞窟や坑道などの入り口が分かりづらいダンジョンを探すのも、しっかりと探索しないと見つからないことがあります。
一応、これらの場所を指し示す仕掛けもあるのですが、初見だと「これどういう意味だ?」と困惑してしまうかもしれません。
ただ、オンラインプレイだと先人たちがありがたいメッセージを書き残してくれているので、それを読んでいけば解消はされると思いました。
私みたいに「初見はまず完全オフラインで!」という方は、あとから「こんなん分かるか!」とツッコんであげましょう。
NPCのいる場所が分かりづらい
今作にも個性豊かなNPCが登場し、それぞれに独自のイベントも用意されています。
また、アイテムなどを販売してくれる商人も世界の各地に点在しており、それらのNPCに行く先々でプレイヤーは出会うことになります。
今作はオープンワールドになったことで、NPCのいる場所が分かりづらいと感じることが何回かありました。
また、一度あったNPCと再度会いたい場合に「あれ、あのNPCどこにいったっけ?」となることがあり、探すのに時間がかかったりしました。
NPCイベントを進める際にも、次にそのNPCがどこに向かうのか薄らとヒントを言ってくれるNPCもいれば、全く言わず消えるNPCもいたりしてイベントを遂行させるのが難しいと感じました。
今作ではマップに自分でマーカーを設置することができるので、それを使ってNPCの場所をマーキングしたり、探索を後回しするダンジョンにマーキングしたりなど、様々な使い方ができるようになっています。
が、私がこの要素に気づいたのはゲームをある程度進めてからだったのでNPC探しに苦労しました。
時間制限のあるNPCイベントも中にはあるので、攻略を見ないで初見で全部のイベントをこなすのは難しいです。
しかし、それは従来のソウルシリーズにも言えることなので、それが嫌だという人はNPCイベントに関しては攻略を見てもいいかもしれません。(個人的にはオススメしませんが)
オープンワールドなので次の目的地が分からなくなるかも
これはオープンワールド特有なのですが「次はどこにいけばいいんだろう?」となってしまうことがオープンワールドゲームに慣れてない人は感じることがあるかもしれません。
今作は広大な世界を自由に探索できるようになっており、いきなりゲーム終盤に訪れるような場所にも行くことができます。
色々な場所に寄り道しているうちに「あれ、そもそもどこに行けばいいんだっけ?」とふと我に帰る瞬間が訪れるかもしれません。
今作ではゲームクリアまでのルートは決まっていなく、ダンジョンを攻略する順番もプレイヤーの自由です。
どうしても次に行く場所に迷ってしまった場合は、マップを開くと”祝福”が指し示す道標が表示されるので、とりあえずそこに向かってみれば解決できるようになっています。
こんな人にオススメ!
本作は下記のような人にオススメできる作品だと思います!
- ソウルシリーズが好きな人
- オープンワールドゲームが好きな人
- 剣と魔法のアクションRPGが好きな人
- ボリュームがありクリア後の達成感を味わいたい人
ソウルシリーズは基本的に難易度が高く、さくさくと攻略を進めていける類のゲームでは決してありません。
アクションゲームが苦手な人はボスを倒すのに時間がかかり、途中で心が折れてしまう人もいるかもしれません。
ただ、ソウルシリーズは往々にして苦労した先にある、なんとも言えない達成感を味わうのが醍醐味の一つのゲームでもあります。
ゲームでそこまで苦行を味わいたくないよという方でも、オンラインに繋げば他のプレイヤーと協力して攻略を進めることができるので、アクションが苦手な方でもオススメできる作品だと思います。
本作はRPGであるため、主人公のレベルを上げたり武器を強化していけば、いつかは攻略の糸口が見つかるようにちゃんと設計されています。
たまに理不尽な初見殺しもありますが、それもご愛嬌。(というよりご褒美?)
「感動するストーリーのRPGが遊びたい」という方に本作をオススメするのは難しいので注意してください。
本作も従来のソウルシリーズ同様、ストーリーを理解するのは難しいです。
以上、今回は「エルデンリング」のクリア後レビューでした!
本作の魅力を書き尽くすと膨大な文字数になりネタバレにもなりかねないので、ネタバレのない範囲で今回レビューを書かせていただきました。
私自身、本作はまだまだ遊び足りていないので、まずはトロフィーコンプリートを目指して引き続きプレイ中です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それでは、今回はここまで!
ではでは〜♪( ´▽`)
画像引用元URL:https://www.eldenring.jp/movieandimages.html
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