今回は、東大卒のプロ格闘ゲーマーときど氏著「世界一のプロゲーマーがやっている努力2.0」を読んでみて、個人的に今後の人生に為になったこと7つを書いていきたいと思います!
この本の内容についてざっくり説明すると、
「世界一のプロゲーマーがやっている努力2.0」の概要
〜「東大に受かる」努力ではもう勝てない〜
東大卒のプロ格闘ゲーマー”ときど”氏が、これまでの人生を通して経験・実感したプロゲーマーとして活躍するための勝利に必要な努力について、経験談を交えながら論理的に解説している。
単に格ゲーで勝つための方法を書いているわけではなく、人生で成功するための”正しい努力とは何か?”についてが書かれており、読者を「ハッ」と気付かせてくれる内容が印象的である。
正月の帰省中の新幹線内で一気読みしてしまうほど面白い本でした。
- 正しい”努力”の仕方がわからない人
- 何をやってもイマイチ上手くいかない人
- 新しい事を始めたいけど、何から手をつけたら良いかわからない人
今、自分が頑張っている事が果たして未来に良い事をもたらしてくれるだろうか?と考えてしまうことってありますよね。
この記事を読んでいただければ、その答えがきっと分かるはずです!
「最後まで読む時間がないよ!」という忙しい方向けに、結論だけ先に書いておきます。
- とりあえず、やってみる
- フィードバックする
- 新しい環境に身を置く
- 教える
- 回数をこなす
- 嫌いなことはすぐに辞める
- なぜやるのか・やりたいのか考える
以上の7つです!
次からこの7つについて具体的に解説していきます!
とりあえず、やってみる
ときど氏の座右の銘でもある「やってみる」というスタンス。
変化の激しい格闘ゲームの世界では、とにかく素早く試す事が勝利への近道だと、ときど氏は言います。
あなたは「何かやってみたい!」と思った時、すぐに行動に移さずに「これって自分の役にたつのかな?」とか、「これって時間の無駄じゃないかな?」とか考えてしまったりしていませんか?
それって実は物凄くもったいなくて、色々考える時間こそが無駄なんですよね。
かく言う私もブログを始めるまでは1年間くらいウジウジしていました。
でも、今ではもっと早くから初めておけば良かったと、とても後悔しています。
とりあえずやってみなければ、その後の事は誰にも分かりません。
やらない後悔をするより、やる後悔をした方が、あなたの人生をより豊かなものに絶対してくれます!
「あ〜あの時、やっぱりやっておけば良かったな」と考えてしまうほど、人生に後悔を感じてしまいます。
フィードバックする
「やってみる事」ができたら、次にするべき事は「振り返ってみる」事です。
意外に振り返りができない人が多かったりするので、やりっぱなしではなく定期的に成果を客観的に評価してみましょう!
例えばブログなら毎月ごとに運営報告記事を書くと良いですね。
本文中でときど氏が示している「学びのサイクル」は以下です。
- インプット:必要な技術を学ぶ
- アウトプット:学んだ技術を試す
- フィードバック:試した結果から得た新たな発見を学びに生かす
そして、①〜③のサイクルを回す「スピード」を、できる限り速くするべきだと言っています。
フィードバックする事で、自分をもっと成長させるためには何が足りないのかを把握する事ができます。
自分でフィードバックするのも良いですが、できれば他の人から受けることにより客観的な視点が入るので、自分ではなかなか気づけないウィークポイントを指摘してもらえたりするのでオススメです!
例えば、Twitterなどで発信して意見を募るなどですね。
新しい環境に身を置く
今の自分を成長させるためには「少し背伸びした環境」を選ぶべきだと、ときど氏は言います。
本文中では国民的RPG「ドラゴンクエスト」を例に、その根拠が記されてあります。
いつまでも弱い敵しか登場しないフィールドでレベルを上げるより、ちょっと手強い敵が登場するフィールドで戦った方がレベルアップが速くなる。
これには私も「ハッ!」と思わされました。
確かにゲームで弱すぎる敵と戦ってもつまらないものです。
ちょっと歯応えがある敵を相手にする方が楽しいし、その方がやりがいがあります!
これは人生においても同じ事が言えると思います。
いつまでも居心地の良い場所でのんびりするより、ちょっとレベルの高い場所に移動して鍛錬する事が、自分を成長させる上で必要なのではないでしょうか?
例えば今の職場が自分のキャリアアップに繋がらないと考えるなら、転職を考えてみるなどです。
ちょっと高めの家賃の部屋に引っ越すなどもありですね。
教える
新しいことにチャレンジしたとして、それがどれくらい身についているのか確認する手っ取り早い方法は「他人に教える」ことです。
ときど氏は「教えることで、現状の理解が試される」と言います。
格闘ゲームでは色々なキャラクターが登場し、それぞれに固有の技がありますが、どの攻撃パターンの組み合わせが有効かとか、相手が仕掛けてきたらどう対処すべきかを教えることで、相手だけではなく自分にとっても理解の定着に繋がります。
このように知識を自分一人のものにするのではなく、共有することでお互いが成長できるし、より自分のものにする事ができます。
回数をこなす
多くの人がチャレンジをして上手く行かなかったら、
とか、
と落ち込んでしまう事が多いと思います。
ですが、成功している人ほどたくさん失敗しているのが事実です。
プロゲーマーであるときど氏でも「1割打者でいい。とにかく打席に多く立て」と言っています。
成功はたくさんの失敗を積み重ねた人の前にしか現れないと言うことを体現した言葉だと私は思いました。
簡単に成功を勝ち取れれば誰も苦労はしません。
しかし、多くの人がそんな当たり前のことに気付かず(実際は気付いているけど認めたくないだけかも)、たった1回の失敗で「自分はもうダメだ…」と諦めてしまいます。
多くの失敗を重ねていくうちに、だんだんとコツを掴めて来て成功に近づいていきます。
そしてそれは、コツコツ努力を積み重ねて来た人にしか分からないものです。
私もブログを初めて今現在で160記事以上を書いて来ましたが、最初のうちは1日のPV数が20くらいでした。
でも、コツコツ更新を続けていたら1日で最高5000PV以上をマークする事ができました。
なので、1回の失敗でへこたれずに、とにかく試行回数を増やして頑張ってみましょう!
そうすれば人生もいい方向に向かっていくはずです!
嫌いなことはすぐ辞める
無理は絶対に続きません。
必ずどこかで体や心を壊してしまいます。
ときど氏は「自分がやっていることに少しでも違和感があるなら、やらない勇気を持とう」と言っています。
志高くしてチャレンジしたことを、そうそう簡単に諦めても良いのか?と疑問に感じる方もいると思いますが「無理して続ける」と言うことほど辛い事はありません。
「何だか気が進まないなあ」と感じたら一度立ち止まって考えてみましょう。
そして、嫌ならきっぱりすっぱり手を引きましょう。
それがあなたの人生をより良くするための近道です。
何か新しいことを始める時にはエネルギーが必要ですが、続けていたことを辞めるときもエネルギーが必要になります。
でも、辞めるときに必要なエネルギーは往往にして一瞬のものです。
くよくよ考えるよりも思い切って「辞める」と勇気を持って決断しましょう!
なぜやるのか・やりたいのか考える
仕事でも勉強でも、何かをやるときは「なぜやるのか・なぜやりたいのか」を考え、「それをやって自分がどうなりたいのか考える」ことが重要です。
ただ目的も目標もなく物事を進めても、あまり意味がありません。
目指すべきゴールや指標がなければ、モチベーションも上がりませんし実力も身につきません。
そして、自立した時に目の前にレールを敷いてくれるのは自分しかいません。
つまり、自分の道は自分で切り拓く必要があります。
だから、誤った道に進まないためにも自ら「どうなりたいか」という自分なりの「ポリシー」が必要になると、ときど氏は言います。
そして、目指す先が明確になった時、あとはそれを信じて努力するだけです。
他人から何を言われようと知った事ではありません。
自分が敷いたレールを信じて突き進みましょう!
そして、冒頭にも書いたようにフィードバックも忘れずに。
最後に
以上、今回は東大卒のプロ格闘ゲーマーときど氏著「世界一のプロゲーマーがやっている努力2.0」を読んで学んだ、人生において役立つ7つのことのご紹介でした!
ゲームを通じて人生論的なことを学べるなんて、この本を読むまでは思いもしませんでした。
ですが、一度ページをめくると「なるほど」と思うような人生に通ずる教訓が、本書にいくつも散りばめられており一気に読み進めてしまいました!
そして、プロゲーマーとして成功しているときど氏も、これまで多くの苦悩や葛藤に苛まれ、それでも正しい努力を積み重ねて今日があるということを知り、大変鼓舞されました!
よかったら、是非あなたも本書を手にとってみてください!
それでは、今回はここまで!
ではでは〜♪( ´▽`)
〜著者のときど氏について〜
東大卒のプロ格闘ゲーマー。本名:谷口一(たにぐち はじめ)
1985年7月7日。沖縄県那覇市生まれ、神奈川県横浜市育ち。
1浪を経て、東京大学教養学部理科一類入学。東京大学工学部マテリアル工学科に進学、卒業。
2010年、日本で2人目となる格闘ゲームのプロデビュー。