今回は今密かなブームになりつつある「クトゥルフ神話TRPG」について解説していきたいと思います!
文字からも分かるように「クトゥルフ神話」と「TRPG」という2単語で構成されています。
今回は「クトゥルフ神話」という単語に焦点を当てて解説していきます!
といったこれらの疑問に答えるようなクトゥルフ神話を知らない初心者の方に向けた記事になっています。
クトゥルフ神話の原案者
クトゥルフ神話は、もともとアメリカのパルプ・マガジンという雑誌で「ハワード・フィリップス・ラヴクラフト」が書いた小説「クトゥルフの呼び声」が原作となっています。
原作の小説を元にラヴクラフトと彼の友人等の共同制作によって完成したのが「クトゥルフ神話」です。
ラヴクラフトが亡くなった後も、彼の意志を継いだ人々によって「クトゥルフ神話」が体系付けられました。
内容をざっくり解説すると、太古の地球を支配していた神々によって人々が恐怖に陥っていく様が描かれています。
ジャンルとしては「ホラー」となります。
近年では、「クトゥルフ神話」をテーマにしたTRPGルールブックも発売されており、日本でも「クトゥルフ神話」に登場する神をモチーフにしたライトノベルやアニメも制作されています。
クトゥルフについて
クトゥルフ神話には、「太古の地球を支配していた強大な異形の神」と呼ばれる存在が登場します。
異形の神と呼ばれるように、その姿はどれも見るもおぞましい姿をしており、姿を見た人間は正気を失うほどとされています。
代表的な神が今まで散々名前が出てきた「クトゥルフ」という邪神です。
「クトゥルフ」の姿はタコやイカに似た頭部を持つ軟体動物の姿をしており、その大きさは巨大で数百メートルもあります。
突然目の前にこんなものが現れたら、普通の人間だったら腰が抜けちゃいますよね…
口から無数に生える触手、両手は巨大な鉤爪をしており、全体をゴム質の鱗のようなもので覆われています。
クトゥルフは海底に沈んだ古代都市「ルルイエ」という場所に封印されており、その都市の様子は「幾何学的に狂った角度と、暗緑色の巨石で構築された都市」と表現されており、人類の産物とは到底考えられないものです。
そして、クトゥルフは遥か海底に佇むルルイエからテレパシーを送り、人々に精神的恐怖を与えます!
遥か地下の海底都市から精神攻撃を仕掛けてくるなんて、考えただけでも恐ろしすぎますね。
テレパシーの影響を受けた人間は何らかの精神異常に陥るか、自殺願望に駆られます。
誰もクトゥルフの精神攻撃に逆らうことができない点が、この邪神の恐ろしさを物語っていますよね。
コズミックホラーについて
ラヴクラフトは自ら手がけたホラー作品を「コズミックホラー」と表現しました。
日本語で言うと「宇宙的恐怖」と言います。
「宇宙的恐怖」とは、
「無機質で広漠な宇宙において人類の価値観や希望には何の価値もなく、ただ意志疎通も理解も拒まれる絶対的他者の恐怖に晒されているのだという不安と孤独感」
のことを言います。
宇宙に内包する地球に存在する私たちは、宇宙にとって塵に等しいということですね。
そして、宇宙からもたらされる恐怖に対して、私たちはどうすることもできず、ただただ恐怖と狂気のみが支配するというホラー概念のことを「コズミックホラー」と言います。
映画「エイリアン」や「リング」などの他のホラー作品とは違い、コズミックホラーで登場する脅威には人々が立ち向かう術はなく、ただただ恐怖を与えられ続けるという内容になっています。
抗えない絶対的な恐怖ほど、怖いものはないですよね…。
最後に
以上、今回は「クトゥルフ神話」についての解説でした。
クトゥルフ神話のジャンルは「コズミックホラー」ということですが、なぜここまで人気なのでしょうか?
私たちにはもともと「怖いもの見たさ」という性質が備わっています。
あなたは、
「怖いのは好きじゃないけど、なんか気になるから見てしまう」
という矛盾した行動をとったことはないでしょうか?
私自身ホラー映画やホラーゲームは苦手ですが、それでもついつい興味をもってしまい見たり遊んだりします。(ホラー映画だと大抵後悔するんですけどね…)
クトゥルフ神話もコズミックホラーと言われるように、「怖いんだけど興味をそそる」という人の潜在意識をくすぐる魅力があるんだと思います。
今回の記事を読んで「クトゥルフ神話」に興味を持った方は、「クトゥルフ神話」に登場する数々の邪神について調べてみると面白いですよ!
また、「クトゥルフ神話」をベースにしたTRPGルールブックも発売されているので、興味のある方は是非!
それでは、今回はここまで!
ではでは〜♪( ´▽`)
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