先日、AWSの資格試験の一つである「AWS ソリューションアーキテクトアソシエイト(以下、AWS SAA)」を受験してきました。
結果は、残念ながら不合格でした。
これが私の試験結果です。(実名やIDは伏せてます)
受験者スコア(私のスコア)が「547」ですが、最低ラインが「720」なので10問ほど足りなかったと思います。(もしかしたらそれ以上かも)
全然ですね。_| ̄|○
ちなみにスコアは100~1000の間で決まります。(受験しただけで、100点はもらえるんですね)
今回は私が試験に向けてどのような対策をしてきたのかと、何が足りなかったのかを自分なりに考察して書いていきたいと思います。
「合格体験記」は数多くありますが、反対に「不合格体験記」はあまり記事がなかったので、これから試験を受ける方への参考になれば幸いです。
ざっくり試験前の準備期間やAWSの経験、参考にした本やサイトの一覧をあげておきますので、お急ぎの方はこちらをご参考ください!
1.AWSの経験年数
業務で1年程度。主に「EC2」や「RDS」。個人ではAWS Cloud9でアプリケーション開発してみたり。
2.試験準備期間
2週間(意外にいけるんじゃね?という謎の自信がありました)
3.購入した書籍
徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書4.学習サイト
AWS SAA認定とは?
まずはじめに私が受験した「AWS SAA」認定とは一体どういった試験なのか、簡単にご説明します。
AWSのテクノロジーを使用し、安全で堅牢なアプリケーション を構築およびデプロイするための知識を有することを認定する
ざっくり言いますと、企業などが提案するITインフラ構築に際し、AWSのサービスを利用して、パフォーマンスやセキュリティに優れた効率の良いインフラ構築を行う方法の理解が求められます。
AWSには数多くのサービスが存在し、その数も年々増えてきています。
なので、試験範囲や問題数もそれに合わせて増加しています。
以前は、80分の55問でしたが、私が受験した2019年6月現在は「130分65問」に変更されています。
また、分野ごとの得点配分は以下のように決められています。
分野 | 比重 |
分野1:回復性の高いアーキテクチャを設計する | 34% |
分野2:パフィーマンスに優れたアーキテクチャを定義する | 24% |
分野3:セキュアなアプリケーションおよびアーキテクチャを規定する | 26% |
分野4:コスト最適化アーキテクチャを設計する | 10% |
分野5:オペレーションエクセレンスを備えたアーキテクチャを定義する | 6% |
受験に必要なものは、以下の3点です。
- AWS認定アカウント(事前準備)
- 受験料(クレジットカード決済)
- 個人を証明できる証明書2つ(当日持参)
まず前提として、以下のリンクから飛べるサイトページにて、AWS認定アカウント登録を行う必要があります、
登録完了後に、受験したい認定と日程を設定することができます。
受験料は「16200円(税込)」で決して安くはありません。
なので、落ちた時のショックは大きいですね・・・。
試験形式は、テストセンターでの受験となります。
公式サイト日程を予約し、当日テストセンター行き、案内されたPCで受験します。
受験には身分証明書が2つ必要になります。
「本人の顔が映されている(運転免許とか)証明書」と、「本人が使っているクレジットカード」があれば問題ないです。(コピーを取る必要もありません、現物でOKです)
受験後はすぐに「合格か不合格か」PC画面に表示されます。(その前にアンケートの回答を求められます。結構拍子抜けしました)
そして、「合格です!!」とか「残念ながら不合格です」
とPC画面にデカデカと表示されるわけではありませんので、注意して画面の表示を確認してください。
後日、改めて通知がAWS認定アカウントのメールアドレスに届くようになっています。
試験対策でやったこと
試験対策として私がやってことは、主に次の4つです。
- Qitaの合格体験記を読んで、試験の雰囲気を掴んだ。
- 試験対策本を2冊2週読んだ。
- 試験対策本の問題を一通り解いた。
- 白本の模擬試験を2回解いた。
- AWSの公式ドキュメント「BlackBelt」を読んだ。(全てではない)
勉強時間(2週間)
平日・・・2時間 休日・・・4時間
1.は試験対策初めの1日目に行い、2.3.を1週間半、試験直前までかけて行いました。
4.の白本には、本の最後に模擬試験が付いているため、2回解きました。
1度目の正解率が45%くらいだった時、「あ、これはやばいかも」と正直思いましたね・・・。
勉強したことがあんまりちゃんと出題されないといいますか、結構応用が試される問題がほとんどでしたね。
時間が空いた時に5.で公式のドキュメントを理解が足りていない分野に絞って読みました。
あと、土日の時間もっと勉強に時間を充てるべきだったなと思います。
合格体験記を読んでみると、合格されている方は土日は6時間〜8時間くらい勉強されています。
受験してみての感想
受験時はAWSの試験監督官と何かあった時、チャットで随時報告する必要があります。
例えば、途中でトイレに行きたくなったり、PCの動作に異常が起きたりなど、テストセンターの方では対応してもらえませんので注意が必要です。
日本語でも対応できるのでそこは問題ないのですが、私はメールアドレスとパスワード認証の時にPCが固まってしまい、チャットも使えないというハプニングが起きました。
5分くらいしたら読み込まれましたが、試験前にこんなことが起きるとちょっと焦りますよね笑
そして試験問題についてですが、合計65問全てを解ききるのに100分ぐらいかかりました。
その内、完璧に分かったという問題はその内20問くらいでした。
そこで感じたのは、「あまりにも試験対策として問題を解く量が少なかった」ということです。単純に問題を解く経験値が足りていないと実感しました。
選択肢は4択の中から、当てはまるものを1つないし2つ選ぶのですが、明らかに間違いである選択肢と、「うわ、これどっちだっけ」という選択肢が絶対4つのうちひとつは用意されていて、全然正解できている気がしなかったです。
あと、130分という時間は普通に言って長いので最後まで諦めず問題を解ききるための集中力も必要です。
私は情けないですが、1時間ほどして頭がボーッとしてしまうことがありました。
ひとつの問題に時間をかけ過ぎてしまうと後の問題が押してしまうので、時間はたっぷりありますが、わからない問題は「フラグ」を使うことで問題に目印をつけることができます。
結果的に2週間という準備期間は少なく、もっと演習問題を解く必要があるなということを実感しました。
問題文や選択肢が長い問題も数多く出題されたので、冷静な読解力も足りていないなと併せて実感しましたね。
次回に向けて
AWS SAAの試験結果は、細かな配点まではわかりません。
分野ごとに「十分な理解が足りているか・いないか」しかわからないので、どの問題を間違えたのかもわかりません。
こちらが実際に届いた試験結果通知です。
このように、分野ごとに「再学習の必要あり・なし」程度しかわからないため、なかなか次回への対策は難しそうです。
(それにしても全然理解できてないじゃないか・・・お恥ずかしい)
せっかく2週間勉強したので、絶対AWS SAAの資格は取りたいので、これからの対策について考えてみました。
以下が、私が計画している対策です。
1.AWS公式ドキュメントのBlackBeltを全部読む。(理解できなくても)
2.わからないところはノートにまとめる。(隙間時間に確認できるように)
3.問題に慣れるために、以下サイトの演習問題を3週する。
4.休日4時間、平日1時間勉強する
勉強時間は、前回より少ないですが、その分準備期間を1ヶ月に設定しました。
やはりブログもコツコツ続けていきたいので両立するために、このような目標に決めました!
次は絶対合格します!!
それでは、今回はここまで!
ではでは〜♪( ´▽`)